中小企業診断士 ITコンサルのTakToolsです。前回、Ubuntuサーバ上にZabbixを入れました。今回はZabbix上に出ていた「Disk read/write request responses are too high」を対処してみます。結果から言うと試行錯誤継続です。
出ていたメッセージ
「Disk read/write request responses are too high」という警告が表示されていました。サーバ側のディスクアクセスがいっぱいいっぱいって事ですね。”トニーお腹がすいて力が出ないよ~”という状態です。いや逆か。
エラーメッセージを頼りに検索してみると、以下のフォーラムにたどり着きました。
badfiles さんのコメント曰く、zabbixは多くのコミットとトランザクションがあるので、innodb_log書き込みが増えちゃうとのこと。調整したらうまく行きますよって書いてます。
my.cnf
my.cnf の調整をする必要がありそうなので、まずは読み込み順番を調べました。
$ mysql --help
mysql Ver 15.1 Distrib 10.3.23-MariaDB, for debian-linux-gnueabihf (armv7l) using readline 5.2
Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others.
Usage: mysql [OPTIONS] [database]
Default options are read from the following files in the given order:
/etc/my.cnf /etc/mysql/my.cnf ~/.my.cnf
/etc/my.cnf /etc/mysql/my.cnf ~/.my.cnfの順番のようです。
RasPi 3B+ のメモリ容量を確認します。
$ free -m
total used free shared buff/cache available
Mem: 925 223 364 17 337 630
Swap: 99 0 99
以下の値をmy.cnfに記載して、再起動してみます。
innodb_log_buffer_size=xxM
innodb_buer_pool_size =xxM
key_buer_size =xxM
max_allowed_packet=xxM
結果的にうまく行ってないのでxxとしてあります。
既に出ているイベントを確認済にしておきます。
が、しばらくすると、またイベントが出てました。
swapを無効にしてみる
swapを無効にしてみます。
$ sudo swapoff --all
$ sudo systemctl stop dphys-swapfile
$ sudo systemctl disable dphys-swapfile
Synchronizing state of dphys-swapfile.service with SysV service script with /lib/systemd/systemd-sysv-install.
Executing: /lib/systemd/systemd-sysv-install disable dphys-swapfile
Removed /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/dphys-swapfile.service.
inavtive(無効) になりました。
$ systemctl status dphys-swapfile
● dphys-swapfile.service - dphys-swapfile - set up, mount/unmount, and delete a swap file
Loaded: loaded (/lib/systemd/system/dphys-swapfile.service; disabled; vendor preset: enabled)
Active: inactive (dead)
Docs: man:dphys-swapfile(8)
: Starting dphys-swapfile - set up, mount/unmount, and delete a swap file..
: want /var/swap=100MByte, checking existing: keeping it
: Started dphys-swapfile - set up, mount/unmount, and delete a swap file.
: Stopping dphys-swapfile - set up, mount/unmount, and delete a swap file..
: dphys-swapfile.service: Succeeded.
: Stopped dphys-swapfile - set up, mount/unmount, and delete a swap file.
メッセージは変わりませんでした。
Raspberry Pi 4B でやってみる
RasPi 3B+だと性能が足りないのかなと思い、RasPi 4Bに変更してみましたが、結果は変わらずだったので、USBメモリブートでやってみました。
SD Card Copier
こんな感じでSDカードをUSBへコピーします。
From とToを指定して、Startを押します。逆だとクリアされてしまうので注意。
しばらく放置すると、コピーが完了します。
シャットダウンします。
シャットダウン後、RasPiからSDカードを抜いて、コピーしたUSBを挿して起動します。
結果
やはり同じイベントが記録されてしまいます。チューニングが必要のようです。
RasPiだと無理なのかもしれませんが、もう少し試行錯誤をしたいと思います。
良かったら他の記事も読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。