WinActorでEdgeを起動する際に必要だったこと

7.2.1系の方は、以下もご確認ください。

はじめに

中小企業診断士 ITコンサルのTakToolsです。前回、WinActorでChromeを起動する際に発生したエラーを、どのように調べるのかについて記事にしてみました。今回はEdgeを起動してみるという内容になります。

結果から言うと、DISMコマンドを実行してMicrosoftWebDriverを入れ替える必要がありました。

DISM.exe /Online /Add-Capability /CapabilityName:Microsoft.WebDriver~~~~0.0.1.0

Edgeを起動する

Edgeを起動するだけのスクリプトを試してみます。

またおまえか!というエラーが発生しました。

前回記事のように、異常系を入れて確認してみましょう。

実行すると、エラー詳細が表示されます。前回とは内容が違いましたが、ドライバなんちゃらなので、まず、ドライバを疑ってみましょう。

Unable to parse remote response: Unknown errorDriver info: driver.version: EdgeDriverorg.openqa.selenium.WebDriverException: Unable to parse remote response: Unknown errorBuild info: version: '3.8.1', revision: '6e95a6684b', time: '2017-12-01T19:05:14.666Z'Driver info: driver.version: EdgeDriver	at org.openqa.selenium.remote.ProtocolHandshake.createSession(ProtocolHandshake.java:111)	at org.openqa.selenium.remote.ProtocolHandshake.createSession(ProtocolHandshake.java:73)	at org.openqa.selenium.remote.HttpCommandExecutor.execute(HttpCommandExecutor.java:142)	at org.openqa.selenium.remote.service.DriverCommandExecutor.execute(Driver

MicrosoftWebDriver

WinActor\webdriverのフォルダ内のMicrosoftWebDriverを確認します。

Edgeのバージョンも確認しておきましょう。Release 86でした。

これかなあと思ったのですが、ダウンロードされてくるファイル名が異なりました。はずれのようです。

DISM.exeを実行する

フォーラムとかを調べると、DISM.exeを実行する必要があるようでした。

管理者として実行してみましょう。

DISM.exe /Online /Add-Capability /CapabilityName:Microsoft.WebDriver~~~~0.0.1.0

DISMコマンドを実行すると、System32配下にMicrosoftWebDriverが入ります。

これを、WinActor\webdriver配下にコピーしました。元々あったファイルは.oldをつけています。

再度スクリプトを実行すると、無事Edgeが起動するようになりました。

が、エラーは出ていますね。なんでしょうか。

例外処理を入れない場合はエラーは出ません。継続して調べる必要がありそうです。

まとめ

WinActorでEdgeを使う場合は、

  1. 管理者権限でDISMコマンドを叩く
  2. MicrosoftWebDriverをWebActor\webdriver配下にコピーする

という段取りが必要でした。ご参考にしてみてください。