前回、BootCamp環境でWindows 11 の要件チェックを行いましたが、予想通り、TPMが無いという事で駄目でした。今回は、Parallels® Desktop 17 for MacでWindows 11 のシステム要件チェックをクリアする内容となります。
Parallels® Desktop 17 for Mac
あやふやな記憶が確かなら、Parallels® Desktop 16 for MacまではTPMサポートはエディションが限定されていた気がします。Parallels® Desktop 17 for MacではTPMがサポートされ、Windows 11もサポートするというアナウンスがされていましたので試してみました。
確認した環境
前回と同様の環境です。
- MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
- CPU : 2.7 GHz クアッドコアIntel Core i7
- メモリ : 16 GB 2133 MHz LPDDR3
製品ダウンロード、インストール
製品ダウンロード、インストールについては、ポチポチ進めるだけでしたので割愛します。
Windows 10をインストールする
Parallels® Desktop 17 for Mac を起動して、Windows10をインストールしていきます。画面から雰囲気をくみとってください。
殆ど何もせずにWindows 10のインストールが完了します。
普通にWindows 10 が入りました。Windows Updateを実行して最新にしておきましょう。
PC正常性チェックを実行
さっそくPC正常性チェックを実行してみましたが、結果はNGでした。
デバイス設定はどこにあるのか。。。
TPM チップの追加
TPMチップを追加するために、Windows 10を一旦シャットダウンします。
その後、コントロールセンターから、設定を開きます。
「+(プラス)」をクリックすると、追加出来るデバイスが表示されます。この中にTPM チップがありました!
PC正常性チェックを実行2
Windows 10を起動後、PC正常性チェックからWindows 11の確認を行います。
無事にシステム要件をクリアしました!。
まとめ
無事、Parallels® Desktop 17 for Mac でWin11のシステム要件をクリアする事ができました。
Windows しか動作しないシンテレワークシステムや、Windows版とmac版で若干機能が異なるAutoCADなど、たまにWindowsを使う必要がある人には最適かと思います。
BootCampと比べて、速度がどうなのかな?という心配もありますが、再起動をせずにそのままWindowsが利用出来るのは助かります。
これでしばらくは運用してみようと思います。