リンクアグリゲートで帯域確保

USB接続するLANアダプタを複数所有しているのですが、ひょっとしてLANアダプタを束ねたら早くなるんじゃね?ということで確認したところ、macOSでは「リンクアグリケーション」が簡単に出来るとのこと。早速試してみました。

その前に、ChatGPTくんに、リンクアグリケーションについて小学生にでも分かるように教えてもらいました。(が、あんまり分かりやすく無いともいえます)

リンクアグリゲーションは、コンピューターネットワークの技術の一つで、たくさんのネットワークケーブルを一つの大きなパイプに束ねることができます。

想像してみてください、あなたの学校の図書館には、たくさんの本があります。あなたは、一冊の本を読むために、本棚からその本を見つけ、棚から取り出し、読む必要があります。これは、たくさんの本がある場合、とても時間がかかる作業です。

しかし、もし図書館に一つの大きな本棚があって、そこにすべての本があり、それぞれの本にはラベルがついていたら、本を探すのはとても簡単になりますよね?リンクアグリゲーションは、まさにこのような役割を果たすのです。複数のネットワークケーブルを束ねることで、データの送受信が高速かつ簡単になります。

例えば、あなたの学校の教室にはたくさんの生徒がいます。それぞれの生徒は、自分の机に座っていて、自分のノートパソコンを使っています。もし、教室に一つの大きなスイッチがあれば、それぞれの生徒のノートパソコンをつなぐことができます。これにより、生徒たちは互いのノートパソコンにアクセスすることができ、一緒に作業することができます。

リンクアグリゲーションは、このように、複数のネットワークケーブルをまとめ、高速で効率的なデータ通信を可能にする技術です。

束ねるということでは、「チーミング」もよく利用されますね。チーミングとリンクアグリケーションとの違いをChatGPTくんに聞いてみました。

チーミングとリンクアグリゲーションは、両方ともネットワーク接続の効率性を向上させるために使用される技術ですが、異なる目的で使用されます。

リンクアグリゲーションは、複数のネットワークリンクを束ねることで、高速かつ冗長なネットワーク接続を提供することを目的としています。複数のリンクが1つの論理リンクに集約されるため、帯域幅が拡張され、負荷分散が行われ、ネットワークの冗長性が向上します。

一方、チーミングは、単一の論理インターフェースを作成するために複数の物理的なネットワークインターフェースを束ねることによって、より高速で信頼性の高いネットワーク接続を提供することを目的としています。チーミングを使用すると、複数のネットワークインターフェースが単一の論理インターフェースとして動作するため、帯域幅が拡張され、負荷分散が行われ、ネットワーク冗長性が向上します。

簡単に言えば、リンクアグリゲーションは、複数のリンクを1つにまとめることで、帯域幅の拡張と負荷分散、冗長性の向上を行います。一方、チーミングは、複数のネットワークインターフェースを束ねることで、高速で信頼性の高いネットワーク接続を提供することを目的としています。

ふむふむ。って正直同じ印象ですよね。まあ、まとめるって感じでは一緒だと思っていいのかなという事で先に進めましょう。

使用機器

ロジテックさんとBuffaloさんのLANアダプタを使いました。どちらもAC88179という事で中身は同じようです。USB-AとUSB-Cの違いくらいでしょうか。

公式情報

MacでEthernetポートを1つの仮想ポートとして結合する
Macに複数のEthernetポートが搭載されている場合は、それらを1つの仮想Ethernetポートとして結合することができます。

リンクアグリゲートについて、そのまんまの記事がありました。この通りにやってみます。

手順

1.アップルメニューから「システム設定」を開きます。

2.「ネットワーク」をクリック。複数のLANが存在する場合、以下のようになっているはずです。

3. アクションポップアップメニューをクリックし、「仮想インターフェースを管理」を選択

4.「追加」ボタンをクリックし、「新規リンクアグリゲート」を選択

5.「アグリゲー名」に分かりやすい名前を入力し、結合するEthernetポートを選択

6.「作成」をクリックしてから、「完了」をクリック

リンクアグリケーションの結果

速度測定をやってみました。普段でも同じような速度が出ているのですが、体感的にも早くなった気がします。もっと速い回線であれば、良い感じになるのではないでしょうか。

まとめ

リンクアグリケーション、試してみる価値はあると思います。ポートが複数個必要なので、そこだけは注意する必要がありますが。

あと、wifiを同時に使っていると、ひょっとしたら遅くなっちゃうかもしれません。追加で調査が必要ですね。