前回、RaspberryPi 4BにWireGuard(VPN)を入れてみました。様々な環境からリモートで乗り込めるようになり、非常に使い勝手が良いなという感想です。今回は、RaspberryPi Zero WHにWireGuardを入れて使えるかどうか確認を行いました。
Raspberry Pi Zero WH
随分使っていませんでしたが、久しぶりに出して来ました。非常に小さいですね。
OS作成
LITE版を選択しました。通常だと重すぎて動かないと思います。コマンド必須ですね。
OS起動
いろいろ面倒だったので、普通にケーブルとキーボードを接続しました。
初期設定
- ロケーションの設定(en_GB.UTF-8 -> ja_JP.UTF-8)
- ホスト名変更
- sshを有効にする
- ユーザ名、パスワード変更
- sudo apt update
- sudo apt upgrade
- ufw設定
- セキュリティアップデート自動適用
- ipアドレス固定
PiVPN
以下のコマンドで、ウィザードまで始まります。
$ curl -L https://install.pivpn.io | bash
その後、設定を作成します
$ pivpn add
結果
各状態でスピード測定のサイトを表示してみました。2021/08/05 18:45頃に測定した内容となります。
自宅のネットワーク状態 | 500Mbps | Macbook Pro で測定 | |
ネットワーク共有(iPhone) | 8.1Mbps | Macbook Pro – iPhone | |
RaspberryPi 4B | eth0(1Gbps) | 7.4Mbps | Macbook Pro – iPhone -WireGuard(RasPi4B) |
RaspberryPi 3B+ | eth0(最大300Mbps) | 3.9Mbps | Macbook Pro – iPhone -WireGuard(RasPi3B+) |
RaspberryPi Zero | wlan0 | 使い物にならない | Macbook Pro – iPhone -WireGuard(RasPi Zero) |
ひょっとしたらRasPi Zeroは正しく設定が出来ていない可能性もありますが、おそらく実用的では無いと思います。WireGuardは他のVPNより速いということなので、他VPNはもっとだめかもしれません。要確認です。
まとめ
VPN用途でRaspberryPiを使う場合は、ギガビットイーサ対応のRaspberry Pi 4B / 400 をWireGuard サーバにするのが良いですね。実際に使っていても違和感なくVPN接続が出来ているので、非常に快適です。お試しください。